美容師が考えるサステナブル、エシカルについて
2021/01/24
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2021/01/24
貴方はサステナブル、SDGsエシカル消費という言葉を聞いたことはありますか!?
こんにちは美容師のオザキと申します。
まず初めに私がサステナブル、SDGs、エシカルというものを
勉強しようと思った経緯
から書かせていただきたいと思います。
ここ最近、サステナブル、SDGsなどといった言葉をよく耳にするようになりました。
恥ずかしながら私がこの言葉を知ったのは去年の事です。
サステナブル、SDGsという言葉を知る少し前からビーガン、ベジタリアン、オーガニックなどについて勉強していました。
理由は、「知らないとまずい」と思ったからです。
私の勤めているサロンでは何種類かのカラー剤を扱っているのですがその中でビーガン認証を取得しているカラー剤(HUEカラー)があります。
美容師なので、カラーをするお客様にHUEカラーについてどんなカラー剤なのかを説明します。
「このHUEというカラー剤は~。」と。
その時、思いました。
今自分がお客様に説明しているのは、カラーチャートに記載してある文字そのもので、
もし「ビーガンって何ですか」と質問されたらうまくお答え出来ないと。
このできごとをきっかけにしっかり勉強していこうと思いました。
最近よく目にするサステナブル(Sustainable)とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。
サステナブル(Sustainable)は、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉。「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味があります。
現在、世界の人たちが共通の目標として取り組み始めているのが「サステナブル(Sustainable)」な社会の実現です。
「サステナブル(Sustainable)な社会」とは、「持続可能な社会」を意味します。
それは、地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていける社会のことです。
2015年9月の国連サミットで採択された国連加盟193国が2016~2030年の15年間で達成するために挙げた17の目標。
2018年7月にBertelsmann Stiftung(ベルテルスマン財団)とSDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)から
発表されたSDGs達成ランキングにおいて、日本は156ヶ国中15位。
達成されていると評価されたのは目標4の「質の高い教育をみんなに」だけです。
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
目標12 つくる責任・つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
上記の5つの目標に関しては4段階評価で最も低い達成度という評価になっています。
SDGsの認識と行動について20~69歳の1000人にアンケートした結果があるので見ていきましょう。
SDGsを知っている、聞いたことがある 51.9%
SDGsは知っているが具体的に何をすればいいのかが分からない 62.6%
SDGsを意識して行動している人 1割
行動している人が最近購入したもの
・エコバック
・マイボトル
ではなぜ今、サステナブル、SDGsといった言葉が上がっているのでしょうか!?
いくつかありますので紹介していきます。
1つ目は地球環境問題です。
年々、地球環境問題が深刻化しているのはご存知の方が多いと思います。
では、具体的な状況が分かる方はいますでしょうか。
例を上げると、このまま現状を上回る温暖化対策を取らなかった場合2100年には 2.6~4.8℃上昇するとされています。
2つ目は人口の急増です。
2015年に約73億人だった人口が発展途上国での急速な人口増加によっては2100年には約110億人にまで増加するとされています。
その他にもたくさんの解決しなくてはならない問題が起こっているという現実があります。
私たちが未来のためにできることを他人事と思わず、自分事ととらえて行動していきましょう。
ネイティブアメリカンには「7世代先の事まで考えよ」という教えがあるそうです。
7世代先の子孫にどんな影響があるかを考える。
それはまさに、サステナブルな世界をつくるための教えではないでしょうか。
人権や地球環境に正しく配慮している製品を購入する事。
消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。
配慮の対象とその具体例
人 → 障害者支援に繋がる商品
社会 → フェアトレード商品 ・ 寄付付きの商品
環境 → エコ商品 ・ リサイクル商品 ・ 資源保護等に関する証明がある商品
地域 → 地産地消 ・ 被災地産物
動物福祉 → エシカルファッション
エシカル消費とよく似た概念として グリーンコンシューマー があります。
国内で90年代に注目を集めたグリーンコンシューマーは自然環境にやさしい製品を購入しましょうという考え方です。
グリーンコンシューマーに代わって2000年代後半に広まり始めたエシカル消費は環境だけではなく、
人権にも配慮しているというのが大きな違いです。
発展途上国と適正な価格で貿易をすることで現地の労働者の生活を支えようとする フェアトレード の食品などを中心に
「より良い、より正しい」商品を選ぼうという意識が世界中に浸透していきました。
つまり、エシカル消費はグリーンコンシューマーからより踏み込んで、世界や社会全体の利益のために発展させた考え方といえるでしょう。
日本のGDPの6割は個人消費に支えられています。
製品をつくっている企業も売れているものをつくり続けていきます。
つまり、すべての日本人がエシカル消費を心掛ければ日本の企業の製品がエシカルなものになるということです。
まずは知ることで世界に貢献していきましょう。
環境破壊、気候変動、貧困の拡大、人権侵害など、世界は今かつてないほど多くの問題に直面しています。
こうした問題について、何も知らないままただ値段が安ければ買うということは、これからの問題を
さらに深刻化させていくかもしれません。
サステナブルな社会をつくっていくうえで、エシカル消費は最も実践しやすい行動の1つです。
毎日の消費行動の中から人や環境社会に配慮した「思いやり」を持った消費をすれば、
だれでもサステナブルな社会の実現に貢献できるのですから。
「誰が、どこで、どうやって、どのようにつくったのか」
を意識して買い物をすることが重要になってきます。
エシカルの始まりは1989年イギリスの「ethical consumer] という雑誌がきっかけ。
1997年に当時のブレア首相が会議で「エシカル」について発言したことで世界中に知られるようになりました。
2015年9月国連サミットにおいてSDGsが採択されました。
SDGsとは地球とそこに生きる全ての人々の課題を解決するための世界共通の17の目標の事です。
このSDGsを達成するためには、私たちひとり一人が毎日の生活の中で、
エシカルな行動を実践していくことがとても大切であると考えられています。
私達はエシカルを通じて、世界の一員として「持続可能な世界」の実現の為、適切な行動をしていかなければなりません。
食べ物を粗末にしない事。
物を大切に扱うこと。
周りの人に思いやりをもつこと。
これらはすべて、地球環境や他者に対してより良い行動をすることにつながると思います。
近年では、環境に配慮したオーガニック製品や不当労働搾取のないフェアトレード製品を
積極的に購入するよう心がける。エシカル消費行動を心がける。
そういった人も多くなってきました。
いかがでしたでしょうか。
私はサステナブル、SDGs、エシカル、フェアトレードなどなど調べていけばいくほど
より深く知りたいと思うようになりました。
記事の中にも書きましたが、まずは知る事。
知ったうえで行動し、他人事と思わず、自分事と思って行動していきましょう。
ひとりであらゆる問題を解決しようとするのではなく、みんなで未来をよりよいものへ変えていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後インスタグラムの方でもサステナブルにかかわる投稿をしていこうと思います。
気になる方は是非チェックしてみてください。
インスタグラム→@cocu_oza
記事も随時更新していきますのでよかったらチェックしてみてください。
横浜・馬車道のサロンで3年勤務。その後、COCUに入社。
レディースは特にショートスタイルを得意とし、メンズは刈り上げスタイルに自信がある静岡県出身の美容師。
カットでは髪質や骨格、はえ癖などを考慮したうえで独自の感性、理論をもとにお客様のベストのヘアスタイルへと導きます。
現在息子2歳と娘0歳の二児のパパ美容師として仕事と育児に奮闘中!
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