怖い髪の◯化
2022/10/24
火曜日
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2022/10/24
こんにちは。山﨑です。
ここ数日で一気に寒くなりましたね。
空気も乾燥し始めたのか手がぴりぴりします。
乾燥はお肌の大敵ですが、髪にとっても良くありません。
乾燥以外にも髪にとって良くない事はいくつもあります。
それに気付かずに生活していると・・・貴方様の髪は、◯化してしまうかもしれません。
・髪が焦げる?髪の◯化。
散々引っ張っておりますが、◯化とはずばり「炭化」です。
文字通り髪の毛が焦げて炭のようになってしまった状態を言います。
何度かこのブログでもお伝えしておりますが髪の毛はタンパク質で出来ています。
髪は熱や薬品に対して強い耐性があるわけでは無いので、それらによってタンパク質が凝固してしまうことがあります。
これをタンパク変性と言います。
タンパク変性を起こした髪は艶やコシが無くなり、パサついてきます。
タンパク変性の話でよく例えられるのが、同じくタンパク質からなる卵のお話。
生卵に熱を加えて茹で卵にした場合、何をどうしようがもう生卵に戻ることはありません。
これと同じで、髪の毛も一度タンパク変性を起こすといくらケアに気を使ってもその部分がタンパク変性前に戻る、治る事はありません。(トリートメントやケアで手触り、質感が良くなる事はありますがタンパク変性が無くなる、という事はありません。)
そしてタンパク変性が更に進むと、炭化が起こります。
炭化した髪は硬くカサついた質感になり、脆く千切れやすくなります。枝毛や切れ毛にも発展しやすいです。
また、その硬さのせいでカットしても思い通りの形にならない、カラーリングの際に思ったように発色しない、色が入りすぎて沈んでしまう、パーマがかかりにくい等様々な弊害があります。
このタンパク変性や炭化は縮毛矯正やデジタルパーマ等熱を利用して行う施術でなってしまう場合があります。
髪の状態に合わせて適切な温度や薬剤で行えば炭化まで起こる事はありませんが、過度に熱を与えたり短期間で何度も施術を繰り返した場合は炭化してしまう可能性が出てきます。
また、自宅でのヘアアイロンも原因の一つです。
こちらも適切な温度、使用条件で使う分には問題ないのですが温度、時間を間違えると炭化を起こしてしまいます。
髪はアイロン温度160度位からタンパク変性を起こし、180度を超えると炭化が起こるとされています(その人の髪質、状態によって異なります。)
また、長時間、何度も同じ箇所に熱を与え続けるのも良くありません。
例えばストレートアイロンの場合3秒間程熱を当てるのを2回繰り返し熱を蓄え、3回目で形付けるようなイメージで行ってみてください。
高くない温度で3秒1回で形付く方はそれでもOKです。
当てる際、強く髪を挟むのも摩擦を生み髪を傷める原因となる為力を入れすぎないよう注意してください。
髪質や状態によって合う合わないは様々ですので、綺麗なスタイリングのコツを知りたい方は是非スタッフにお尋ね下さい。
それでは皆様、本日もご自愛くださいませ。
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