シリコンは悪なのか?
2022/10/03
火曜日
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2022/10/03
こんにちは。山﨑です。
10月に突入しました。今年も残すところあと3ヶ月。
今年こそは何かしら爪痕を残したいと毎年言っている私です。
多分来年の今頃も言うのでしょう。当たり前に来年の事を考えられると言うのは存外幸せな事なのかもしれません。
秋だから多少のおセンチは許されると思っている節があります。
そんな訳でして(?)、本日の議題は「シリコンは悪なのか」です。
ノンシリコンやシリコンフリーを謳う商品が増え、今やオーソドックスとなっていますね。
ノンシリコンやシリコンフリーが付加価値だとすると、シリコンは全て悪い物なのでしょうか。
メリットとデメリットについてご説明させていただきます。
◉シリコンとは何なのか。
シリコンとは正式名称をシリコーンと言い、合成高分子化合物の総称です。
その中でシャンプーやトリートメントに使われるのはシリコーンオイルという液状の油成分です。
柔軟性が高い、光に強く変質しにくい、水と反応しにくい、気温や湿気を通しやすい、物の表面に膜を張るように広がるといった特徴があります。
シリコンは安全性が高く、ヘアケア用品、化粧品、洗濯柔軟剤など様々な日用品や医薬品、食品にまで含まれています。
シリコンには様々な種類があり、成分表にシリコンの文字がないだけでノンシリコンを謳っている商品もたまにありますがジメチコン、アモジメチコン、フェニルトリメチコン、ジメチコノール、シクロメチコン等もヘアケア製品によく使われるシリコーンです。
◉シリコンの役割
ヘアケア用品におけるシリコンの役割とメリットは髪をコーティングし、摩擦による髪のダメージを防ぐ事、指通りを良くする事です。
シリコンが配合されたヘアケア用品はキューティクルの剥がれを抑えて絡まりを予防し、手触り良く艶のある髪へと導きます。
また保湿性がある為、ドライヤーやコテ等の熱ダメージから髪を保護してくれます。
一方デメリットとしては、シリコンは過剰に使用するとシャンプーやお湯で落としきれなくなり蓄積してしまいます。
その結果、髪がゴワゴワになったりパーマがかかりにくい、カラーが思ったように発色しない、髪が滑ってカットがしにくいといった影響が出てきます。
また、シリコンの付着、蓄積により髪が重くなりトップのボリュームが落ちてペタっとした質感になってしまいます。
保湿力の高さから、頭皮の油っぽさが気になっている方は助長させてしまう可能性もあります。
よくシリコンが毛穴に詰まるという話を見聞きしますが、トリートメントを頭皮にべったりと付けない、シャンプートリートメント共にすすぎをしっかりしていれば心配はいりません。
とは言ってもシリコンの質だったり配合量だったりで気を付けていても髪に蓄積していき髪の質を下げてしまうヘアケア用品もあります(強い洗浄力できしんだ髪を整える為大量のシリコンを配合した高級アルコール系シャンプーにこの傾向が多いです。)
シリコンだからと全て嫌煙するのではなく、ご自身の髪質や理想とするスタイルに合わせて選ぶ事が大切になってきます。
ハイダメージ、ハイトーン、乾燥毛の方はシリコン配合のヘアケア用品の方が合う場合もありますし、健康毛、ペタっとしやすい、ボリュームが欲しい、脂性肌の方にはノンシリコンの方が合う場合もあります。
結果、シリコンは悪ではないですが物と使い方次第、という結論になります。
何が自分に合うのかわからない、という方は是非当店スタッフへご相談ください。
お客様に合いそうなヘアケア用品をご提案いたします。
それでは皆様、本日おご自愛くださいませ。
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