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シャンプー選びの要は洗浄成分に有り。

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シャンプー選びの要は洗浄成分に有り。

こんにちは。山﨑です。

皆様シャンプーを選ぶ時、何を基準に選んでいますか?

価格、香り、イメージキャラクター、CM、成分、口コミ……色々な情報を元にご自分に合いそうな物、好きなものを選んでいるかと思います。

そんな選ぶ基準の一つとして是非見ていただきたいのが「洗浄成分」です。

汚れを落とす成分である洗浄成分にはいくつかの種類があり、その違いで使い心地や髪への影響も変わってきます。

本日はそんなシャンプーの洗浄成分を解説させていただきます。


●シャンプーの洗浄成分の種類と特徴

まず洗浄成分とは何かというとずばり界面活性剤です。

界面活性剤というと何となく悪いイメージがありますが、界面活性剤の入っていないシャンプーは一般的にはありません。

ガスールや洗い粉といった特殊なものを除いてシャンプーには界面活性剤が入っています。

正しくは界面活性剤(石鹸)と合成界面活性剤(合成洗剤)に分けられており、どんなシャンプーにもほぼこのどちらかが洗浄成分として配合されています。

界面活性剤(合成界面活性剤)は泡立たせたり汚れを取るために必要不可欠な物なのです。

次にシャンプーによく使われる洗浄成分8つをご紹介していきます。


・高級アルコール系…高級とは、高価という意味ではなく分子が大きいという事を指します。泡立ちに優れており、洗浄力が強いのが特徴です。低価格帯のシャンプーによく使われています。洗浄力が強い分刺激が強く、洗い残しで炎症を起こしてしまったり洗浄力の高さから頭皮の乾燥をまねく事もあります。正直にお伝えするとあまりおすすめはしません…。ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウムが代表的な高級アルコール系成分です。


・アミノ酸系…アミノ酸系は頭皮と同じ弱酸性とされている為、頭皮や髪に優しいとされています。洗浄力がマイルドで他の洗浄成分と比較すると泡立ちも控えめですが、髪の軋みが少なくしっとりとした洗い上がりの物が多いです。必要以上に皮脂を取り過ぎないので頭皮や髪が乾燥する方におすすめです。グルタミン酸系、アラニン系、グリシン系が代表的なアミノ酸系成分です。


・オレフィン系…強い洗浄力と泡立ちの良さ、安価な点から近年高級アルコール系成分に代わって使われる事も多いです。また天然、植物由来成分のシャンプーに入れることの出来る成分でナチュラル系を始め様々なシャンプーに配合されています。洗浄力が高くさっぱりとした使用感を感じられます。安全性の高い成分ですがアミノ酸系等に比べると敏感肌の方には洗浄力が強く感じられる場合があります。頭皮のベタつきが気になる方やすっきりした洗い上がりがお好きな方におすすめです。オレフィン(C14-16)スルホン酸Naが代表的なオレフィン系成分です


・石けん系…洗浄力が強く、天然由来成分の為頭皮に優しいとされています。弱アルカリ性なので髪が軋んでしまったり洗い上がりにパサつきを感じることがあります。クエン酸系リンスやコンディショナー等で髪や頭皮を弱酸性に戻してあげる事が大切です。髪が長い方は絡みやすいので少々使いづらいかもしれません。頭皮の油っぽさが気になる、さっぱりとした洗い上がりがお好きな方におすすめです。石けん素地、カリ石けん素地が代表的な石けん系成分です。


・ベタイン系…植物由来成分で弱酸性、穏やかな洗浄力で頭皮への刺激も優しいです。ベタイン系は両面活性剤という分類で水と油を混ぜ合わせた成分です。頭皮の皮脂や汚れをスムーズにマイルドに洗浄してくれます。洗浄力は強い方ではないのでしっかりスタイリング剤をつける方がお使いいただくには2度洗いをする、他のシャンプーと併用する等工夫が必要な場合もあります。ベビーシャンプーに配合されている事が多く、敏感肌の方におすすめです。コカミドプロピルベタインが代表的なベタイン系成分です。


・タウリン系…洗浄力、刺激共にマイルドな成分で、さっぱりとした使用感ときめ細やかな泡立ちが特徴です。高級シャンプーに取り入れられていることが多く、人体を構成するアミノ酸に似た成分で出来ている為、低刺激で安全性が高いです。ふんわりとした仕上がりがお好きな方におすすめです。ココイルメチルタウリンNaが代表的なタウリン系成分です。


・スルホコハク酸系…泡立ちが良くやや強めの洗浄力を持ちながら、髪や肌への刺激性は低めなのが特徴です。皮脂やスタイリング剤等もある程度しっかりと洗い流してくれます。頭皮のベタつきが気になるけど乾燥はさせたくないという方におすすめです。スルホコハク酸(C12-C14)パレス-2Na、スルホコハク酸ラウリルNa、スルホコハク酸ラウレスNaが代表的なスルホコハク酸系成分です。


・タンパク質(PPT)系…タンパク質を髪や皮膚に浸透しやすい小さな分子に分解した加水分解コラーゲンや、加水分解したシルク等を原料とするシャンプーです。洗浄力、泡立ちはそこまで高くはありませんがその分低刺激。髪と同じタンパク質を主成分とした洗浄成分なので洗うだけで傷んだ髪の補修効果が期待出来るというのが最大の特徴です。敏感肌、髪のダメージが気になる方におすすめです。ココイル加水分解コラーゲンNa、ラウロイル加水分解シルクNa、ラウロイルシルクアミノ酸Na、ラウロイルシルクアミノ酸Kが代表的なタンパク質(PTT)系成分です。


普段お使いのシャンプーにどのような特徴があるのか、裏の成分表示を是非一度ご覧ください。

また、これからのシャンプー選びの参考になりましたら幸いです。

どんなシャンプーが自分に合うか分からない、決められない、という方は是非ご相談ください。

当店お取り扱いのシャンプーでおすすめのものをご案内させていただきます。


それでは皆様、本日もご自愛くださいませ。


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