美白成分で白髪が増えるって本当？
2022/07/18
こんにちは。COCU山﨑です。
本日より私山﨑もブログを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。
初ブログの内容はこちら。
美白成分で白髪が増えるって本当？
7月も半ばに入り、これからいよいよ夏本番というところでしょうか。
ドラッグストアやバラエティーショップでも日焼け対策、美白関連の商品が目立つ場所にずらりと並んでいますね。
日本で美白といえば王道なのが基礎化粧品やサプリメントです。
アルブチン、ハトムギエキス、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸等々数多くある美白成分の中で本日は
L-システインという成分について、タイトルと絡めてご説明していきたいと思います。
L-システインとはタンパク質を構成するアミノ酸のひとつ。
アミノ酸のなかでも体内で合成される非必須アミノ酸にあたり、髪や皮膚にも存在している美容に欠かせない成分です。
L-システインは主に皮膚の代謝、肝臓の解毒作用に関係しています。
肌のターンオーバーの促進、正常化やコラーゲンの生成を助ける、しみやしわの原因とされる活性酸素に対する抗酸化作用、メラニン色素の生成抑制、他にはアルコール分解作用、エネルギー代謝の補助といった効果があると言われています。
L-システインが髪にどう作用するかという事についてですが、髪は大部分がタンパク質で構成されており他に脂質やメラニン色素があります。
髪は特徴としてシスチンというアミノ酸を多く含んでおり、シスチンはイオウによってSS結合という結びつきをし、L-システインとなります。
そのため、L-システインはコシのある丈夫で建康な髪をつくるために非常に大切なタンパク質の成分なのです。
L-システインは先程も書いた通り体内で生成することができるアミノ酸なのですが、加齢や生活習慣の乱れなどにより必要な量を生成することができなくなるので外部から補う必要があります。
食べ物だと高野豆腐やごま、ブロッコリー、にんにくなど。
またL-システインはアミノ酸の一種であるメチオニンから生成する事ができる為、メチオニンを含むカツオやイワシ等の魚類、大豆製品、ナッツ類等を摂る事も効果的です。
またL-システインはビタミンCとあわせて摂取する事でより働きが活発になると言われているので、ビタミンCを多く含む野菜や果物を一緒に摂るのがおすすめです。
要約するとバランスよく食べ健康的な生活を送りましょうという事になってしまうのですが、日々忙しい現代人、なかなかそうもいきませんよね。
そこで出てくるのがサプリメント。
L-システイン単体のものもありますし、ビタミンやアミノ酸等様々な成分の入ったマルチサプリメントも販売されています。
サプリメントは大抵体に影響の無い範囲で成分が高配合されていますので食が細い方や忙しくなかなかバランス良くお食事が摂れない方におすすめです。
ポイっと口に入れてゴクッと飲むだけの手軽さは魅力的ですよね。
飲めば飲むほど良いだろうとついつい飲み過ぎてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本日のタイトル。
美白成分であるL-システインを摂ると白髪が増えるって本当ですか？
ネット上でもそういった類の質問、疑問が数多く上がっています。
不安の理由としては、L-システインはメラニンの生成を抑制するので、それが毛根にも作用し生えてくる髪が白髪になってしまうのではないかとのこと。
自身の頭髪に敏感になってきた私も多少不安になり調べた結果、この説に対して医学的根拠は無いらしくL-システインの取りすぎで白髪が増えるということも証明されていないのだそうです。
美白成分で白髪が増えるって本当？の問いに配しては医学的にはNOということですね。
常識の範囲内で摂取する分には心配いらないようです。何事も程々が大事ですね。
でもそれでも心配…という方におすすめなのがビオチンというビタミン。
ビオチンは水溶性のビタミンでビタミンBの一種。
コラーゲンの生成を促進、血行促進などの効果があり、美しい髪を育てる為のサポートをしてくれます。
こちらも医学的証明がある訳では無いようですが髪にとって良い成分であることに変わりはないので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
他にも髪のお悩みがある方は是非、菊名の美容室COCUへ。
経験と知識豊富なスタイリストがご相談にのらせていただきます。
それでは厳しい気候変化の続く今日この頃、皆様ご自愛くださいませ。
