伊坂幸太郎 殺し屋シリーズ
2020/09/07
火曜日
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2020/09/07
こんにちは、COCU森です。
まだまだ暑いですがそろそろ読書の秋。
今回は伊坂幸太郎の「殺し屋」シリーズから、
記念すべき第一作目「グラスホッパー」の紹介です。
このシリーズはグラスホッパー(2004年)、マリアビートル(2010年)、AX(2014年)の順番で出てます。
さてグラスホッパーですが、殺し屋シリーズの名の通り裏社会の話です。
主な登場人物は殺し屋3人、一般人1人。この時点でかなり物騒です。
妻のカタキを狙うため裏社会に入る主人公、元教師・鈴木。
他人の精神をうつ状態にして追い込む能力を持つが、自らも精神的に病んでいる大柄な男・鯨(くじら)。
驚異の身体能力を持つナイフ使いの殺し屋・蝉(せみ)。
そして「押し屋」と呼ばれる作中最強の殺し屋・槿(あさがお)。
かなり殺伐とした話かと思いきや、殺し屋達の日常パートは意外と静かで穏やかです。
しかし一旦仕事モードに入ると物凄い働きを見せます。このメリハリも魅力ですね。
あらすじは主人公が復讐を横取りされた結果、押し屋の身辺を調査し始め、そこに鯨、蝉の二人が絡んでいきます。
バラバラの話がだんだん交差し収束していくのがとてもスピーディーに書かれているので一気に読めて楽しいと思います。
アクション要素、サスペンス要素が強い作品だと思いますがもう1つ読む上で注目してほしいのが、
主人公鈴木の体験する、序盤の「信号の点滅が止まらない」現象。
そして最後の「それにしてもこの列車、長くないか?」という「列車がなかなか通りすぎない」現象を踏まえて物語全体を振り返ってみると、
また少し印象が変わるのでそちらも是非。
個人的にはよく喋る「蝉」が格好良くて好きでした。
殺し屋業界という日常ではあまり馴染みの無い世界。
「あり得ないけど、あり得そう」な絶妙なフィクション性が面白い本です。
この本が気に入ったら、次はよりエンタメ感の強い二作目「マリアビートル」もオススメです。更に殺し屋達のスーパーバトルが凝縮されています。こちらも是非。
専門学校時代に代表の絹笠と出会う。都内数店舗、神奈川県内数店舗で勤務した後「COCU」を絹笠と設立。
柔らかな人間性、確かな技術から多くの支持を集める。
カウンセリングを通して、独自の似合わせ理論、美容知識を生かして綺麗にします。
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